2015年12月31日木曜日

小屋の年越しと萌え


小屋の現在の状況をお伝えします。
四方の壁は立ち上げ終え、屋根の垂木までは張り終えました。
窓の一部は、はめ込み終えていますが、まだドアは取り付けておりません。
とりあえず年明けまで?作業は中断しますので雨仕舞をしておきました。


 
屋根にブルーシート#3000を被せる。

 
壁にもブルーシート#1000を引っ掛けて。


ぐるぐる巻き!

自分はブルーシート嫌いなんですよね。あの目立つ色が目に痛いというか、そもそも自然との調和を意識して作られたものではないし、安いので仕方ありませんが。
少し値が張る厚手のグレーやオリーブグリーンのシートも持っていますが、これは雨風にあまり晒したくないので、小屋の床上に敷いています。万が一、ブルーシートが雨漏りすることを考えて、気休め程度に。
これで小屋も無事、年を越せるでしょう。

しめ縄つけ忘れた!

・・・

実家にいると面倒なことがたくさんありますが、良いこともあります。

うちのじいさんは、数年前に亡くなりましたが、田舎で農業 と解体業をやっていました。そして、それはもうDIYの鬼のような人でした。家の半分ぐらいはセルフビルドで、工場もセルフビルド。常に何かしら作ってた記憶がある。
よく思い出すのが自分が小学生のころ、じいさんがどこからか 一万円ぐらいで動かなくなったオンボロの廃車を買い取ってきました。スクラップにして売るのかな?と思ってたら、他のスクラップ車から部品取りをして、修理しだしたんですよ。
一万円の車が動くなんてすごいなーと思ってたら、ナンバーが付いてない。
「じいちゃん、これナンバーついてないよ」って指摘すると「いまからつけるところや」ってスクラップ置き場の奥からゴソゴソとナンバーを取り出して付けたんです。
自分は小学生だったので、何が何だかわからなかったんですが、じーっと車を見てたらどうも何か違和感がある。よくよく見てみると前と後ろのナンバーが違ってた!!!
「じいちゃん、これダメなんちゃうの!?」とこれまた指摘すると「手元にはバラバラのナンバーしかないんよ。畑や田んぼに乗っていくだけやし、警察も前と後ろのナンバーは同時に見れんからいけるやろ」と。その後、車は数年間、元気に走ってました。
そんなじいさんだから、倉庫を漁るといろいろ出てきます。


じいさんが使っていた発電機をもらった!

HONDA EX300(完動品)

28年前に発売されたものですが、ネットで調べるとなかなかの名機らしいですね。
状態もキレイで、ほとんど使ってなかったみたい。
それを先日、うちの父親(DIY好き)が見つけ出し、もったいないので整備に出したとか。


悲しいかな最大出力は300W。ちょっと物足りないですが、夜間作業の明かり取りやパソコン作業には使えるでしょう。


100Vの他に、直流12Vも付いているのでシガーソケット利用の拡張性もあって、便利かも。


ガソリンは混合です。タンクも小さいけどこれは仕方ありませんね。

驚くのがなにより本体が軽い!これならリュックに入れて小屋まで持っていける。
じいさん、ありがとう!

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この発電機についてネットで調べてたらこんなものを見つけてしまった。
『痛発電機』


こちらは以前、ツイッターで知った沖やんの『痛小屋』
本来、室内に隠れて?貼るポスターが外に貼られている。内と外の逆転。

自分はこういうアニメは全く興味ないし、正直に言うとちょっと気持ち悪いな、、、と思ってたんですが、ここまでやるとは認めざるを得ませんね。

発電機とか別に人に見せるもんじゃないし、これ無意識でやってるとするともうホンモノだわ。

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ブログについてですが、そもそも知り合いや友達に見せることが目的だったので、超手抜きで書いてきました。今ではそこそこプレビュー数も増えてきたし、収益も多少あるので来年こそはもう少しちゃんと書こうかなと思っています。

2015年12月30日水曜日

壁立ちぬ!②&デスきこり

(この記事には時差があります)

前回の壁立ち上げの続き。
ここまで全て四角形の壁張りばかりだったので割と楽だった。
 
 
今回は面倒だろうなと思って先延ばしにしていたこのトラスの部分の壁張り。メジャーで各所のサイズ測ってコンパネを切るのは面倒だし、場所多すぎて頭がこんがらがる。結果、絶対にズレる。

とりあえずコンパネを仮止めで打ち付けて線を引く。
その後、外して線に合わせて丸ノコで切るという作戦に。

 
なんとかそれらしい形になった!
本当はコンパネの木目を縦にするのが強軸方向って決まってるけど、いちいちまた切るのが面倒なので一部は横にした。6畳ぽっちの小屋だから大丈夫でしょう。

問題はクソ重くなったこのパーツを一人で壁の上まで持ち上げること、、、

 
ウォリァアアアア!!!!

 
なんとか持ち上げ、少し休憩。

 
嫌気が さして、少し逃亡、、、。

 
しばしの現実逃避の後、なんとか立ち上げた。

今回の写真もだけど作業中に撮影するのが面倒なので、定点で撮影している写真を使った。パラパラ漫画みたい。

落ち着いたら立ち上げから完成まで4Kのタイムラプスに仕上げる予定。誰も待ち望んでないけど、、、

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所用があって数日留守にして小屋に戻ってきた。

なんと!敷地内にあった木が切られている!
これは以前に頼んだ木こり爺さんの仕業だな!笑

一坪小屋の すぐ側にあった木も切られてる!
よくこんなテクニックがあるもんだ。一歩間違えば小屋が潰されてた笑

木こりの爺さんは、以前にお金を払って(一本一万円)で5本切ってもらったんだけど、「他に切るものはないか?あれも切ろうか?これも切ろうか?」とやたら切りたがっていた。

自分は密かに「彼は実はデスきこりなんじゃないか」と思っている。

”ホームランチョップ「デスきこり」”


”切りたての切り株に座る、そうするとブッ飛べるらしい
これは知人から聞いた話、きこりはやめられない
その街で流行る噂、身を乗り出して食いついた
デスきこり、働いただけ気持ちよくなるー
きこりは毎朝木を切り出す、すかさず彼はそこに座る
まぶた裏、稲妻が走る、マーブル色の象と戯れる
それから10年禿げた山、木がない、ないなら仕方がない
頭ひねって考えた時、狂ったように山小屋を切るー”

正直言うと、初期のつむじつまさきさんのブログを読むたびにこの曲が頭に流れていた、、、


どうか爺様、小屋だけは切り刻まないでください、、、
本当は親切でやってくれただけだからお礼を言わないと!

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ナス農家さんの小屋が完成したみたい!
手作りトイレとかすごいし見学に行きたいなー。
是非、Bライフラジオにも出てもらってミニマリストの話を聞きたい、、、

2015年12月29日火曜日

フリマと忘年会

今年は引越しをしたのでたくさんの不用品が出た。
なかでも読み終わった本が大量にある。
エッセイや小説、雑誌などジャンルはバラバラだが、この際一気にフリマに出そうと考え、高円寺の商店街で開かれる北中夜市に出店を申し込んでおいた。


商店街の通り。なんかみんな路上に商品置いているのでドサクサ感があってすごい笑
出店料は500円、バカ安!なのでフリマのなかでも人気があるとか。


我が店名はフリーペーパーにちなんで「とっぴょうし」。
中村も手伝いにきてくれた!

本の他にも、以前作ったフィールドレコーディングのカセットや相方の手作りの電子部品アクセサリーもある。



・・・


店名を見て「小屋建ててる人ですよね?」「Bライフラジオ聴いてます!」とか声をかけてくれる人が思いのほか多かった。これは嬉しい。
出店時間は16:00〜20:00だったけど、結構お客さんが来てくれたのでほとんど商品もなくなり、最後まで待たずに撤収!

・・・

実はフリマより大事なことがあった!
リトルナガセの「忘年会」である!
自分のフリマの店の前を集合場所に指定していたのでそのまま商店街付近で3時頃まで飲む!






2015年12月27日日曜日

壁立ちぬ!!!①

(この記事には時差があります)

作業開始から19日目!ほんまかいな。

壁のパーツがだいたい揃ったので、今日はいよいよ立ち上げだ!
いままで地味な作業ばかりだったので、それらが形になるとテンションがあがってくる!

よっこらせ!!!
6尺x6尺のコンパネ二枚分のパネルはめちゃくちゃ重い。他の小屋建ててる人たちのブログを見ていると先に立ち上げてからコンパネを貼ったりしているが、一人だとコンパネを押さえながら打ち付けるのが大変そうなのと、先にコンパネ貼ってパーツに直角を出しておきたかった。しかしとにかく重い。気合じゃあ!

こちらはコンパネ一枚分のパーツ。
これはちょっと軽め。

 二面分立ち上がった!!!

これは引き違い戸を取り付けるために開口部が大きいパーツ。
屋根などの荷重に耐えられるかは不明。何事も実験や!

最後の壁を取り付ける前。吐き出し口があるうちに床がドロドロに汚れているので掃除。


とにかく重たい!!!気合じゃあああ!!!!!
ウォリァアアァアア!!!!!

できた!計算ミスもなく、ドンピシャでハマった!
なんとなく、すごくいい感じである!!!
テンションがブチ上がり!!!

これはもうニンマリが止まらない!!!

2015年12月24日木曜日

小屋ときどき沈没

これまでについて

本格的に小屋作りに挑戦できたことはとても良かった。自分にとっての快適な空間、自分が求める最低限の環境、自分の生活と電気のこと、自分の握力の限界とは、などいろいろ考えることができた。まだ小屋は完成しておらず、面倒な作業が続くが楽しくて仕方がない。最初に一坪小屋で練習していたのが功を奏したのか、作業であまり迷うことも無い。無心になれる。DIYやそれに付随するカルチャーを含め、やっぱり好きなんだと思う。

土地の環境については特に不満はない。周辺の人間関係も悪くはない。嫌いじゃないし、うまくやっているつもり。ただ、本当にここが最適な場所なのか、がわからない。本当はもっと理想に近い場所があるかもしれないし、ないかもしれない。そのために(他の理由もあるが)移築しやすいような小屋を作っている。男手が自分を含め2人、インパクトとレンチがあれば2日とかからずにバラせる。4トントラックをレンタルできれば問題は無い。

作業期間中は敷地内に作った一坪の小屋で寝泊まりしている。12月はほとんどここで過ごした。思いのほか快適で、これは石油ストーブを導入したことが大きい。

今年いっぱいでどうにもならない理由があって退職の予定。会社や組織は苦手だったが、好きな仕事だった。これまで転職の経験はあるものの、同じ業種で10年間働いてきたが、幸いなことに「生活のための仕事」という意識がまるで無かった。結局は好きなことの延長線上だったのだろう。
根本的に自分は働くのが好きなのかもしれない。もちろん「自分のため」に限って。
意識の何処かで「男に生まれたからには体を使った仕事で稼ぐ」という憧れのようなものがある。
汗をかかずに得た金は信用しない。
自分がいた会社には復職できる制度がある。戻るかどうかは現段階ではわからないが、いずれ、どのみち同じ業種には就くだろう。少し特殊ではあるが、手に職があって本当に良かったと思う。


これからについて

ある程度時間が自由に使える環境になったので、これまで以上に海外へ行くことが多くなるかも。あと、春頃までには小屋のZINEに取り掛かりたい。クラウドファンディングを利用するか、自費でも構わない。思いつきだけど。やっぱり「TOKYO STYLE」は何度見ても痺れる。古さを感じさせない強烈さがある。環境録音にも集中したいので、そのためにも早く小屋を完成させたい。信頼できる友人から小屋のワークショップをやらないか、と誘いを受けた。本当にやるかどうかもわからないが、楽しそう。規模の大きさはさておき、自分には最低限のコミュニティは必要。もうすでにあるし、別に他のものを探すのももいい。でもやっぱり一人が嫌いじゃない。

Bライフラジオまたやりたい。
いろんな人の話を聞きたい。

・・・


メリークリスマス!!
パーティーやるぞ!!!

2015年12月22日火曜日

おい!トラスを作るぞ!


ある程度、壁のパネルが出来てきたので屋根と壁を支えるトラスを作るぞ!

右のパーツが屋根の高いほうの壁。
左が低い方の壁。


こんな形のものを作る。台形やね。平行四辺形か。

中村くんと木や断熱材の端材でイメージをつかむ。
写真の背景に写っている前回作った一坪小屋は、コンパネを適当に二等辺三角形に切っただけで、決してトラスと呼べるようなものじゃなかった。

ああじゃない、こうじゃないと議論が白熱!
壁の補強のためにも「頭つなぎ」を入れたほうがいいので余計にややこしい。

頭がこんがらがってしまった!
もう面倒くせえ!床に実物大の図面を描くぞ! 
いわゆる床図面作戦だ!

 
床の辺とトラスの一辺は同じ長さになるのでこれは効率的かもしれん!同じものを2つ作らないといけないし!

これ後から消せるのか。いつも目印打つのに使ってる「なまえペン」っていう3本100円のペン、油性?水性?消せなかったら図面の上で暮らそう。

床図面に寝転んでロフトの屋根の高さの感覚をみる。
トラスの高さがそのままロフト上の高さになる。
でもこれじゃ天井が低すぎ!座れもしない!棺桶や!

なんやかんや言いながらも二人いるとさすがに作業が早い。
斜めに切らなきゃいけないところは丸ノコの角度調整の機能を使う。

できた。トラスです。
高い方が99cm、低いほうが30cm。
99cmじゃやっぱりロフト上で座ろうとすると頭を打つ!
勢いで作ったもんだからもうどうしようもない!ロフトでは大人しく寝て過ごすに限る!

 高い方。

低い方。
微妙な隙間があるけど。


・・・


昼ごはん。火炙りにされたシシャモ。