2015年12月24日木曜日

小屋ときどき沈没

これまでについて

本格的に小屋作りに挑戦できたことはとても良かった。自分にとっての快適な空間、自分が求める最低限の環境、自分の生活と電気のこと、自分の握力の限界とは、などいろいろ考えることができた。まだ小屋は完成しておらず、面倒な作業が続くが楽しくて仕方がない。最初に一坪小屋で練習していたのが功を奏したのか、作業であまり迷うことも無い。無心になれる。DIYやそれに付随するカルチャーを含め、やっぱり好きなんだと思う。

土地の環境については特に不満はない。周辺の人間関係も悪くはない。嫌いじゃないし、うまくやっているつもり。ただ、本当にここが最適な場所なのか、がわからない。本当はもっと理想に近い場所があるかもしれないし、ないかもしれない。そのために(他の理由もあるが)移築しやすいような小屋を作っている。男手が自分を含め2人、インパクトとレンチがあれば2日とかからずにバラせる。4トントラックをレンタルできれば問題は無い。

作業期間中は敷地内に作った一坪の小屋で寝泊まりしている。12月はほとんどここで過ごした。思いのほか快適で、これは石油ストーブを導入したことが大きい。

今年いっぱいでどうにもならない理由があって退職の予定。会社や組織は苦手だったが、好きな仕事だった。これまで転職の経験はあるものの、同じ業種で10年間働いてきたが、幸いなことに「生活のための仕事」という意識がまるで無かった。結局は好きなことの延長線上だったのだろう。
根本的に自分は働くのが好きなのかもしれない。もちろん「自分のため」に限って。
意識の何処かで「男に生まれたからには体を使った仕事で稼ぐ」という憧れのようなものがある。
汗をかかずに得た金は信用しない。
自分がいた会社には復職できる制度がある。戻るかどうかは現段階ではわからないが、いずれ、どのみち同じ業種には就くだろう。少し特殊ではあるが、手に職があって本当に良かったと思う。


これからについて

ある程度時間が自由に使える環境になったので、これまで以上に海外へ行くことが多くなるかも。あと、春頃までには小屋のZINEに取り掛かりたい。クラウドファンディングを利用するか、自費でも構わない。思いつきだけど。やっぱり「TOKYO STYLE」は何度見ても痺れる。古さを感じさせない強烈さがある。環境録音にも集中したいので、そのためにも早く小屋を完成させたい。信頼できる友人から小屋のワークショップをやらないか、と誘いを受けた。本当にやるかどうかもわからないが、楽しそう。規模の大きさはさておき、自分には最低限のコミュニティは必要。もうすでにあるし、別に他のものを探すのももいい。でもやっぱり一人が嫌いじゃない。

Bライフラジオまたやりたい。
いろんな人の話を聞きたい。

・・・


メリークリスマス!!
パーティーやるぞ!!!

4 件のコメント:

  1. 蔵前さんのオマージュ?
    そういや最近旅行人のサイトみてないな
    と思って今見てきたら蔵前さんセルフビルドの本出してやんの

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    1. そうなんすよ。
      だいぶ前ですが図書館で借りました。
      どういうきっかけで出版されたんでしょうね。
      蔵前さんの単行本はほとんど持っています。

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  2. 今更ですけど1坪小屋作る時に参考にした安宿って台北ホステル?夜中に到着して日本人宿のおおしろに電話したら断られたんで蔵前さんの本に出てきた此処の名前思い出して行った事思い出した。酷い部屋だったけど

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    1. そんな名前だったような、、、もう忘れてしまいました笑 たしか台北駅から歩いて10分ぐらいだったかと。
      おおしろ!懐かしいですねぇ!
      あのおばあさんまだ生きてるのかな、、、?
      来月行くのでちょっと寄ってみようか。

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