急きょ仕事が休みになってヒマだったので、
思い切って二日間にわたり公園でオープンした!
準備完了!天気がいいので、いきなり2時間ほど昼寝zzZ
起き抜けにタバコが吸いたくなるも
切らしちゃってどうしようと思っていたところに、、、
足を痛そうに引きずりながら現れた謎の長髪男!!
どうもママチャリで日本一周中らしいが、痛風で苦しんでたらしい!?
とりあえず座ってもらい留守を頼んで、タバコを買いにいくぞ!
ついでにふらふらっと散歩して戻ったら客が!チャリダーマン、余裕のポーズ。
何者だ、、、恐るべし。
俺はやることなくなって、お菓子ぽりぽり。
そして「おっタダか、飲んだろ」と唐突に現れたおっちゃん。何者!?
なんでも「ごっついヒマ!」らしい。
ただならぬヒマっぷりの雰囲気でベンチに座る。
引退後に趣味で始めたタイ語教室の帰りだとか。
実はこのおっちゃん、農水省の役人だったらしくタイに駐在もしてたという。
組織のなかでも札付きのワルだったらしい。だからこの余裕のポーズなのか。
「プミポン国王ともしゃべったことあるよ」ってサラっというあたりただものではない。
バンコクで大暴れした武勇伝を聞かせてもらいながら、コーヒーのおかわり淹れる。
話してる途中、おっちゃんが遠くに歩いてたお姉さんに向かって
「薄いコーヒーやけど、飲みませんか!タダですよー!」と声をかける。
薄くて悪かったな!タダなんだから文句いうな!
この時点で完全に居場所を乗っ取られ、俺がヒマになってしまった!
真剣に何度も『とっぴょう紙』読み返すおっちゃん。
しきりに声に出して読んだあげく「ええこと書いてるな!」と言いながら帰っていった。すまない。本当にくだらんことしか書いてないよ!
チャリダーマンも宿へ向い、嵐が去ってホッとしていたところ、
近所のクソガキが襲撃してきた!
「寒い日には薄いコーヒーとドーナツが合うなぁ!」とか一丁前のこと抜かしやがって。
ちょっと待て!それ俺のお菓子やんけ!
あるだけのお菓子をポケットに全部詰め込み「ゲリラ最高!」とか叫んで去っていった。
お前らがゲリラやんけ!
今度こそ静かにと思いきや、まったり歩いてくる集団が!
ベトナムからのヒマ人集団だ!
彼らは本当にタダで遊ぶ方法や、ヒマの潰し方を知っている!
安いスーパーなどのBライフ的情報をもらいつつまったり話す。
翌日、懲りずに再びオープン。
ベンチを長時間占領するのは庶民派ゲリラとしても印象悪いので芝生スペースで準備。
昨日のゲリラキッズがいきなり襲撃してきた!再びお菓子全部取られる。
しかも椅子まで奪いやがって。略奪→占拠ってもうほんまもんのゲリラやんけ。
ギャーギャーうるさいのでイライラ。
ゲリラが去ったあと、近くのカフェの店員さんらがおしゃれにワインやらパンやら持ち出してきた!うぉー!いつの間にか路上解放区が実現していたのか!?と期待しつつ熱い視線で見守ってると、こちらにも話しかけてこられてコーヒーを飲んでもらう。
よく見ると、、、
どうも先日、俺らがカフェにビラをこっそり置いて帰ってきた店の店員っぽい。
やばい、気まずいな、、、とりあえず路上解放同盟結んであとで謝ろう!と思ったが、店員さんらは広告用の写真を撮っただけで片付けて帰っていった、、、。
日も暮れたし片付けようとすると、真顔でズンズン歩いてくる青年が!
中国は山東省出身の留学生だという(名前は聞きそびれた!)
彼は思いあまって日本語を学びに留学したものの、
特に将来やりたいこともなく、ヒマなんだという。
「俺なんてどうせ中国帰って弁当工場で働くだけさ」と笑っていた。
熱心に看板を何度も見ては、理解したフリして頷いていた。
「市で管理している公園なので、売店の許可を取らないとダメですよ」と告げられる。
「いや、これ別に店じゃないんです。単なる場所なんです」とこちらは答える。
「うーむ、確かに無料なら店ではないね、うーむ」と何度も唸る。
最終的に「問題は特にないので火を使うなら気をつけてください、制服じゃないとき飲みにきてみますよ」とのこと。
絶対こんやろ!
1時間後ぐらいに別の職員が来た。
「これは何かの活動ですか?テーブルはちょっと」と聞かれたが、
もうかなり面倒くさくなってたので、
「ただの花見です。来るタイミングをミスって桜枯れちゃったみたいですけど」と返しておいた。
(花見の時だけテーブル広げたり、シート広げたりするのが許されるのはおかしい)
「火の扱いだけは十分に気をつけてください」と去っていった。
いちいちやりとりするのが面倒なので、今後は公園は控えるか。
おわり。
いいなぁ~ ほんと参考になります。 今度海のそばにある別荘でやってみます。
返信削除長文読んでいただいてありがとうございます。
削除どんどんやってください!
いろんな人が勝手に来るので楽しいですね。
自分が住んでる街にこんな人がいたのか、と発見になります。
自分は人づきあいが本当に苦手なので、密な関係にならないのが楽なのもいいですね。