しばらく熊本のボランティア行って、その足で長崎にまで寄ってきました。
というのも、山下陽光という服デザイナーの知人が長崎の大村市ってところに住んでいて、最近「半年」っていう半年間限定の立ち飲み屋と服屋とイベントスペース?みたいな、わけわかんない寄り合い所みたいなのをオープンしたらしく、気になっていたので、メール送ったら何故か一日店長をやってくれ、というわけわからんお願いをされて、飲食店なんかバイト経験さえ無いのに、とにかくわけもわからず行ってきました。
ツイッターのやりとり。
熊本からはフェリーで長崎まで30分、片道1000円で行けて、近さにビビる。
実はこれまで日本中の都道府県に仕事の都合で行ってたんですけど、長崎だけは行ったこと無かったんすよね。
これで47都道府県制覇!
フェリーで30分。快適。
長崎側は島原港に着きます。
フェリーから歩いてJR島原駅まで行けるのですんげー便利。
ついでなんで、バスに乗って火砕流被災家屋保存公園へ見学行って、道の駅で島原ソーメン食って、島原カトリック教会から島原城でやってる「隠れキリシタン展」見て、彼らのバイブスを感じる。
火砕流被災家屋保存公園にあった、もう使われていない受付所。
基礎はH鋼をうまく使ってて、これ5万ぐらいで売ってくれないかな。
んで、一番ヤバいなと思ったのはその島原城の近くにファミマが会って、そこのイートインスペースがなんだかもうファミレスみたいになってる。奥に喫煙スペースまであるし。
ここで仕事出来そうだし、酒買って飲み会もできるし、商品並べて店in店とか出来そう。
何時間でもいれそうなイートイン。コンセントあり。
墓場通ったらなんか高い位置で大仏が寝転んでるし、その大仏が見つめる商店街は無人だし、意味わかんなくて島原のバイブスに完璧ブチ上がって(人は殆ど歩いてないけど)その後、電車で山下陽光氏が住んでる大村市まで行く。電車からの風景がとても良かったので窓あけてサマーちゃん感じた。
大村湾を眺めつつ、大村市内に餃子の王将があるかググる。好きなんすよね。
大村駅前。田舎だ、田舎だと聞いてたんですが、意外とアーバン感あり。
でも人は少ない。
んで、駅まで迎えに来てもらって、氏の自宅で泊めさせてもらう。
田舎だから家がクソ広くて、アホみたいな値段で借りれるらしい。
なんやかんやと楽しい会話しつつ、翌日、秘境のような温泉に連れってもらう。
平谷温泉だったかな?露天からの景色がマジさいこーでした。
温泉出てもお楽しみ小屋(薪ストーブなんかがある)みたいのがあってビールとか売ってるし、冬とかお楽しみ放題なんだろうな。
入って左手にお楽しみ小屋があって、冬場とかたぶん最高なはず。
そんでもって、そういえば今回訪れた目的の「半年」へ。
ここは元々「ICHI」というラーメン屋で、それはそれはめちゃめちゃウマイ店だったそう。その店主がかなりの器用な人で、他にもやりたいことたくさんあって、一時的に店を半年ぐらい閉めようかって話になって、それを聞きつけたのがここの客だった山下陽光氏とカフェホーミーの店主てつさん。またすぐにでも店また始めてもらえるように、その半年間、間借りして、なんだかわけのわからない場所を作ろうという話になったらしい。形も全然定まっていない。ちなみに店主は日替わり。なので毎日楽しめる。
以下、カフェホーミー店主のてつさんのブログ。
ちなみにてつさん、超いい人。
例からして、もうむちゃくちゃな混ざり具合。
「なかはち」というのは大村市にある魚屋さんです。
店構えはちょっとオシャレなラーメン屋。
自分のような県外から来た人が店主をやるのは初めてらしい。
とりあえずどういう風なイメージでやろうとかと考えてたのが「小屋✕インターネット✕中華料理」。
小屋について会話しつつ、テレビは消して、中華風のツマミを食う感じ。
熊本で焼酎を2本買ってきたのがあり、ちょっと野菜買ってきて、簡単な仕込みしてメニューをババっと書いた。
もちろん元ラーメン屋なので、食器や調理器具も一通り揃ってます。
メニュー。捨ててあった段ボールに書いた。
テレビはネットに殺されました。
この「半年」のいいところは誰でも店が出来るように、ちゃんとマニュアルまであるのがいい。店をやる人しか中をお見せできないのが残念だが、内容は超シンプル。本当に誰でもできる。
超簡単な誰でも出来るマニュアル。
さっそく、オープン。ちらほらとお客さんが来てくれる。
よく考えたら自分は長崎の知人が一人もいないのに、、、。
自分は割りと結構人見知りなんだけど、それでも全然知らない人との会話も楽しい。
いろいろ思うところがあって、感じることもあって、うまく言葉にできないけど、この「半年」には可能性がすげえあるなと思った。
大村の酒屋の江口さんっていう人がいるんだけど、江口さんいわく「地方だと、いつも同じメンバー、どこにいっても結局同じ顔ぶれになりがち、だからこういう人が入れ替わって交じり合う場所が必要」だと言ってた。他にもすごいおもしろい話もしてた。
奥にいるのが江口さん。別名、大村のマラドーナ。
また、おもしろいのがお客さんが「自分もやりますわ」って言って、「半年」の店主予定カレンダーがバンバン埋まっていくところ。
自分もやっていいすか、というスーツ姿の会社員の姿も。
飲みの会話では「田舎はみんな車に乗ってる、だから街で人を見てもあいつおもしれーなっていう発見がないし、絡むこともない、こういう場所だとそれが可能」とのこと。
日替わり店主の予定がバンバン埋まる。
それでも相談次第で誰でもマジでウェルカムらしい。
店主をやる側からしても、地方に遊びにきてちょっと稼いで帰るっていうのが斬新だし、うまくやれば飛行機代ぐらい稼げそう。LCCもめちゃ安いしね。
もう東京とか相手にしなくていいから、地方から地方とかガンガン勝手に絡んでいって、こういう場所が全国にあればすんごい楽しいだろうなー。
それから個人的なことだけど、飲食店で働いた経験が皆無な自分でも、みなさんの手を借りながらだけど、なんとかできたのでまたひとつ生きていく自信がついたのが良かった。
翌日、いろいろ案内してもらって、長崎空港まで送ってもらった。
これまた大村市中心部からメチャクチャ近い。大村市は長崎の玄関口だったんすね。
空港で飛行機を待ちつつ、あらためてカフェホーミーの店主てつさんのブログを見る。
ちなみにカフェホーミーは長崎で一番オシャレなカフェらしい。
んで客が多すぎてなかなか入れないらしい。
○○○X□□□ってよく考えれば以前からあるけど、実はみんな○と□がどう組み合わさるのかばかり気にしていて、Xの形や場所に注目していなかったりするんじゃないかなーって思った。Xってなんだ?って思って、混じり合う可能性も大事だけど、このXも大事で、それは北斗の拳で200X年って書いて、未来に可能性や含みを持たせてたとの同じ。
(小学校の同級生のS君は200X年を、にひゃくエックスと読んでてバカだった)
自分で書いてて全然意味わかんないけど、このXが「半年」っていう場所だけど、まだまだ形が定まってない感じが最高。
だから分かりやすくXを書いておきます。
駅からゲキ近です。電車待ちにも使えるし、「半年」目的でサクっと大村行くのも大アリです。
インターネットで都会と地方の差が無くなったとかいう人もいるし、
インターネットで情報が平等になったからこそ都会と地方の差が浮き彫りになったという人もいる。
でも、結局みんなああだこうだ言いたがりだから、そんなん放っておいて、どこでもドアが発明されるまではとりあえずLCCの激安キャンペーンを修行のように見続けるべきだと思うし、とにかく場所に縛られず身軽になっておいたほうがいい。
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